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小説・詩・他いろいろを載せて行きたいと思います。 旧サイト(http://kleinewelt.nobody.jp/)の作品も順次こちらに移動させていきます。 ブログでリハビリしながら、またサイトを作っていきたいなあと、のんびり思っている次第です。 それでは、よろしくお願いします。
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お久しぶりです デスノ
 もうね、大好きなんですよ。
 Lが。

 先日、友人宅でMDのイヤホン渡す時に
「エル(左)、こっちはライト(右)」
と無意識に言い、
(や、Lといったときに、レフト、といったほうがわかりやすかったかなと思ったので)
(だったら、最初から日本語で言えよって感じですが)
 そしたら、別の友人が激しく反応してくれて、ちょい満足していたり。

 ちょい前の作品です。
《おひさしぶりです》

 久し振りに、彼の夢を見た。
 彼はにこやかに笑っていて、こちらを見ていた。
 お元気でしたか? と問いかけると、相変わらずです、と返事が戻ってきた。
 あなたはどうですか? と訊かれたので、相変わらずです、と返事を返した。
 彼がにこやかに笑っているので、こちらもにこやかに笑った。
 本音を言えば、顔をくしゃくしゃにして、泣き出してしまいたかったのだけれど、彼がにこやかに笑っているから、にこやかに笑って見せた。
 無理をしては駄目ですよ、と彼が言った。
 無理なんかしてませんよ、と笑った。嬉しかった。
 沈黙が降りた。ああ、何か話さなくてはいけない、と気持ちだけが焦る。
 この前あったあのこと、それとも別のあれにしようか、と、ぐるぐると頭の中を言葉が回る。
 そろそろ時間のようですね、と彼が言った。
 もうそんな時間ですか、と驚いて訊いた。
 彼は少し寂しそうに、もう行かなくてはいけません、と笑った。
 もう少し、もう少しお話させて下さい、と呼びかけたけれど、彼は首を振るだけだった。
 また、会えますか?
と訊くと、
 また、会えますよ、
と言葉をくれた。
 それで、笑って見せることにした。
 それでは、お元気で、
 彼は片手を上げて、背を向けた。
 あなたこそ、お元気で、
 応じるように手を振った。その背中を見送った。
 ゆっくりと透けていく背中に、手を振り続けた。

 朝、アラームよりも前に目を覚まし、両目を手で覆った。指先が濡れる。
 最後の最後まで、彼の両目は、その長い前髪のせいで見えなかった。
 彼もまた、別れに涙、してくれたのだろうか。

〈了〉

2007年07月19日
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