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小説・詩・他いろいろを載せて行きたいと思います。 旧サイト(http://kleinewelt.nobody.jp/)の作品も順次こちらに移動させていきます。 ブログでリハビリしながら、またサイトを作っていきたいなあと、のんびり思っている次第です。 それでは、よろしくお願いします。
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ある愛の形
恋愛物が苦手なくせに
何組か頭の中に常駐している子達がいます。
が、そいつらが恋愛物をしているかと思うと、ちょっと考えます。
2006年11月06日
《ある愛の形》 掌編

 たとえば、朝目が醒めて、それで相手のことを思い出して、それで、今頃起きているのだろうか、昨日はけっこう遅くまでメールしちゃったしな、とか思う時、相手のその存在の大きさに、ちょっと眩暈がする。
 ずっと一人で生きてきたと思っていて、実際はそんなことないのだが、それでも、自分が頑張らなくては、とずっと思ってきた。自分は創り手で、送り手で、応援する立場なのだ。勇気付けて、元気付けて、もちろん、全く自分には向けられていないと言うわけではない。しかし、それらは全て自分ではなく、自分の上にかぶさったものに対するもので、本当の自分と言う存在に対して向けられているのとは、微妙に違うのだ。
「ヘンなの」
 呟いて、ふふ、っと笑う。ベッドから降りて、シャワーを浴びて、そこらにあったシャツを引っ掛けて、それで、髪を拭きながら、ちょっと芽生えるのはイタズラゴコロ。

[あほですか。何考えてんですか。朝っぱらから変なの送ってこないで下さい!!]
 送信ボタンを押してからすぐに返信が戻ってくるのは、相手が律儀なためもあるが、自分がさっき送った写メの所為が九割だろう。もちろん確信犯である。
[あほやも~ん。めったに会えなくて寂しいだろうなあ、って思って、これで我慢して欲しいなあ、って思ったんやもん]
 次に届くであろうメールの内容は予想が出来る。が、いつも、何かしら外してくるのだ。嬉しいところで外してくる。

 出掛ける準備を完了させて、商売道具を肩に掛けたら、ちょうど返信が来た。
「……あー、もう……」
 呟いて、そして、胸に咲いた温かさを抱えて、部屋を出た。

《了》

なにがどう、愛の形、かは分かりません(苦笑)
まずタイトルが生まれて、次に雰囲気が生まれて、で、最後に登場人物が現れました。
……前に書いたある掌編に出来てきた彼らかもしれません。うん、多分そうだ……

そんな感じです。
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